皆さん、仕事を休むとき、なぜか申し訳ない気持ちになったことありませんか?
熱がある、体がだるい、どう考えても今日は休んだ方がいい。
それなのに、会社に電話するとなると妙に緊張する。
「上司に何て言われるかな……」「同僚に迷惑かけるよな……」
いやいや、体調が悪いんだから休めばいいじゃないですか!
でも、それが簡単にできないんですよね。
さて、今回取り上げるのは、人気アイドルグループ
「FRUITS ZIPPER」の仲川瑠夏さんが、体調不良のため活動休止を発表したというニュースです。
このニュースをきっかけに、今日は一つ考えてみたいんです。
「仕事を休むことは、本当に周りへの迷惑なのか?」
実はこの問題、私たちが普段感じている罪悪感や、
職場の人間関係と深く関わっています。
今回は心理学から「なぜ休むことに罪悪感を覚えるのか」、
そして仏教の考え方から「頑張りすぎる自分とどう向き合えばいいのか」を解説します。
さらに、同僚が休んだときに、相手を傷つけずに接する方法も紹介します。
休む側も、支える側も、ちょっと気持ちが楽になる。
そんな話をしていきたいと思います。
芸能ニュース紹介|休むことは迷惑なのか?
【FRUITS ZIPPER仲川瑠夏 活動休止】 https://t.co/g3awwOTRUn
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 10, 2026
さて、今回のニュースについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
人気アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」が10月10日、
公式Xでメンバーの仲川瑠夏さんが当面の間、
活動を休止すると発表しました。
仲川さんは9月末から体調不良が続いており、
全国ツアーの5公演やテレビ番組などを欠席していたそうです。
今回、医師の診断によって、
引き続き一定期間の休養が必要と判断されたということです。
現在、グループは全国ツアーの真っ最中。
今後は残る6人のメンバーでステージに立ち、
仲川さんは回復に専念するとのことです。
楽しみにしていたファンの方にとっては、残念なニュースですよね。
しかも今回、出演見合わせに伴うチケットの払い戻しや、
公演の振り替えは予定されていないそうです。
ただ、本人の体調が第一ですから、
まずはゆっくり休んでいただきたいと思います。
さて、ここで少し視点を変えてみましょう。
アイドルの場合、一人が休むと、
残りのメンバーでステージを支えることになります。
これ、私たちの職場でも同じようなことが起こりますよね。
例えば、同僚が突然休んだとき。
「大丈夫かな? ゆっくり休んでほしいな」と思う一方で、
「えっ、今日の仕事、誰がやるの? ……もしかして俺?」
なんて、頭の中で計算が始まることもあるんじゃないでしょうか。
人間って不思議ですよね。心配する気持ちと、
仕事が増える不安が同時に出てくるんです。
でも、ここで考えたいのは、
誰かが休んで仕事が増えたとして、それは休んだ人の責任なのか?
ということです。
そしてもう一つ。
なぜ私たちは、自分が休む側になると、必要以上に申し訳なく感じてしまうのでしょうか?
実は、そこには人間の心理が関係しているんです。
心理学編|なぜ人は休むことに罪悪感を覚えるのか?

では、なぜ私たちは仕事を休むことに罪悪感を覚えてしまうのでしょうか?
心理学の視点から考えると、その理由の一つに
「他人からどう評価されるか」という不安があります。
人間は社会の中で生きていますから、周囲から嫌われたり、
仲間外れにされたりすることを避けようとする傾向があります。
例えば、体調が悪くて会社を休もうとしたとき。
「サボっていると思われないかな?」
「自分だけ楽をしていると思われないかな?」
こんなことを考えてしまう人もいるでしょう。
でも、ちょっと考えてみてください。
まだ誰にも何も言われていないのに、
自分の頭の中では、すでに上司から説教されているんですよ。
しかも、同僚まで登場して「また休んでるよ」なんて言い始める。
いやいや、頭の中で勝手に職場会議を開催しないでくださいよ!(笑)
心理学には「スポットライト効果」という考え方があります。
これは、自分の行動や失敗が、
実際以上に他人から注目されていると感じやすい傾向のことです。
もちろん、仕事を休めば業務に影響が出ることもあります。
ですから、すべてが思い込みというわけではありません。
ただ、「みんなが自分を悪く思っているはずだ」と、
確認していないことまで決めつける必要はないんですね。
それから、もう一つ面白い心理があります。
「自分が休んだら、この仕事は誰がやるんだ?」
責任感の強い人ほど、そう考えることがあります。
ところが、いざ休んでみたら、会社は普通に回っていた。
それは本来、安心していいことなんです。
でも、心のどこかで思うわけですよ。
「あれ? 俺がいなくても大丈夫なの? ……それはそれで、ちょっと寂しいな!」
人間って、本当に複雑ですよね。
つまり、仕事を休むときの罪悪感には、周囲への思いやりだけでなく、
他人からの評価や、自分が必要とされたい気持ちが関わっている場合もあるんです。
では、こうした気持ちに振り回されないためには、どうすればいいのでしょうか?
ここで参考になるのが、仏教の考え方なんです。
仏教・哲学編|頑張り続けることが本当に正しいのか?

さて、ここからは少し視点を変えて、
仏教と哲学から「仕事を休むこと」について考えてみましょう。
まず紹介したいのが、仏教を開いたお釈迦様の「中道」という教えです。
実は、お釈迦様自身も、悟りを開く前に厳しい苦行を経験したと伝えられています。
食事を極端に減らすなど、自分の体を痛めつける修行を続けたものの、
それだけでは悟りに至らなかった。
そこで、快楽にふけることも、
自分を苦しめ続けることも避ける「中道」という道を説いたんです。
これを現代の仕事に置き換えると、どうでしょうか?
「どんなに体調が悪くても会社に行く!」
「自分が休んだら、みんなに迷惑がかかる!」
こんなふうに、自分を追い込んでしまう人もいると思います。
でも、無理を重ねて体を壊してしまったら、
結局は仕事を続けることも難しくなりますよね。
もちろん、中道は単に仕事と休みを半分ずつにするという意味ではありません。
大切なのは、極端な考え方にとらわれず、
何が本当に必要なのかを見極めることです。
ただ、これを職場で説明するのは難しいかもしれません。
上司に「今日は中道の精神で、無理せず帰ります!」と言ったら、
「そうか。じゃあ明日の朝、中道じゃなくて出勤してくれ!」
なんて返されそうですからね!(笑)
さて、もう一つ、仏教には「執着」という重要な考え方があります。
執着とは、簡単に言えば、何かに強くしがみつき、それを手放せなくなることです。
例えば、「自分は職場で必要とされる人間でなければならない」という思い。
これ自体は、仕事への責任感にもつながります。
でも、その思いが強くなりすぎると、休むことがまるで自分の価値を失うことのように感じられてしまうんです。
「俺が休んだら会社が回らない!」
そう思っていたのに、いざ休んでみたら、会社は普通に回っていた。
本来なら安心していいことですよね。
でも、ちょっと寂しくなる。
「えっ、俺がいなくても大丈夫なの? もう少し困ってくれてもよくない?」
いやいや、会社が困ったら困ったで文句を言うのに、困らなかったら寂しいって!
人間って、なかなか面倒くさい生き物ですよね!(笑)
ここで考えたいのは、仕事で必要とされることと、
人間として価値があることは、同じではないということです。
そして、ここからは西洋哲学の話です。
古代ローマ時代に活動したストア派の哲学者、エピクテトスは、
自分の力で左右できることと、できないことを区別する大切さを説きました。
例えば、自分が体調を崩したとき。
会社に連絡することや、必要な情報を伝えることは、自分で選べる行動です。
でも、それを聞いた上司がどう思うか、同僚が自分をどう評価するか。
そこまでは、自分の思い通りにできませんよね。
それなのに私たちは、コントロールできない他人の評価まで、
何とかしようとしてしまうことがあります。
「上司に嫌われたらどうしよう」
「同僚に悪く思われたらどうしよう」
そんなことばかり考えていると、休んでいる間も心が休まりません。
エピクテトスの考え方を参考にするなら、自分にできることをきちんと行い、
その先の他人の反応まで背負い込まないことが大切なんです。
ただし、だからといって、職場への配慮が不要になるわけではありません。
連絡や必要な引き継ぎを行うことと、
周囲の評価を必要以上に恐れることは別の話です。
さて、ここまで仏教と哲学の考え方を紹介しました。
共通しているのは、自分ではどうにもならないことや、
強すぎる思い込みに振り回されないという視点です。
仕事を頑張ることは大切です。
でも、頑張り続けることだけが正解ではありません。
自分の健康を守ることも、長く働き、人とよい関係を築いていくための大切な選択なんです。
では、誰かが実際に仕事を休んだとき、
周囲の人はどう接すればいいのでしょうか?
次は、休む本人ではなく、残された同僚や上司の立場から考えてみましょう。
実践編|休む側・支える側ができること

では、ここからは実際に、職場でどんな行動を取ればいいのかを考えてみましょう。
まず、自分が仕事を休む側になった場合です。
体調が悪いときは、できるだけ早く職場に連絡することが大切です。
そして、必要な引き継ぎがあれば、無理のない範囲で伝える。
ただし、ここで気をつけたいことがあります。
それは、必要以上に謝りすぎないことです。
例えば、会社に電話して、
「本当に申し訳ありません! ご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございません!」
なんて、何度も謝ってしまう人もいるかもしれません。
いや、謝罪会見じゃないんですから!
体調不良の連絡をしているのに、芸能人の不祥事会見みたいになってますよ!(笑)
もちろん、周囲への感謝や配慮は大切です。
でも、体調を崩したことまで、
まるで悪いことをしたかのように考える必要はありません。
「体調不良のため、本日はお休みをいただきます。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」
まずは、必要なことを簡潔に伝えればいいんです。
そして、休むと決めたら、きちんと休む。
せっかく休んだのに、布団の中で仕事のメールを何度も確認していたら、気持ちが休まりませんよね。
体は布団にいるのに、頭だけ出勤してるんですよ!(笑)
次に、同僚が休んだときです。
ここでおすすめしたいのは、相手を責める言葉ではなく、
安心できる言葉を選ぶことです。
例えば、
「こっちは大変だったんだからね!」
と言うよりも、
「体調は大丈夫? 無理しないでね」
と伝える。
そして、仕事の調整が必要なら、それは落ち着いてから相談すればいいんです。
ただ、ここで一つ忘れてはいけないことがあります。
それは、支える側も無理をしすぎないことです。
同僚が休んだからといって、自分が全部の仕事を背負う必要はありません。
仕事が増えて対応できないなら、上司に相談することも大切です。
「今日の仕事量では、すべて終わらせるのは難しいです。
どれを優先すればいいでしょうか?」
こんなふうに、具体的に伝えるんです。
「大丈夫です! 全部やります!」
と引き受けて、翌日、自分まで倒れてしまったら大変ですからね。
一人休んだら二人倒れた! なんて、職場でドミノ倒しをしている場合じゃありませんよ!(笑)
そして最後に、上司や職場の仕組みについてです。
誰かが休んでも、仕事を分担できるようにしておく。
特定の人しか分からない仕事を減らしておく。
困ったときには、お互いに助けを求められる雰囲気を作る。
こうした仕組みがあれば、休む側も、支える側も、必要以上に苦しまなくて済みます。
人間関係をよくするというのは、何でも我慢して、相手に合わせることではありません。
自分の事情をきちんと伝え、相手の事情も尊重すること。
それが、お互いに無理をしない関係を作る第一歩になるんだと思います。
では最後に、今回のニュースから私たちが学べることをまとめてみましょう。
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まとめ
さて、今回はFRUITS ZIPPERの仲川瑠夏さんの活動休止というニュースをきっかけに、
仕事を休むことと人間関係について考えてきました。
心理学の視点から見ると、私たちは周囲の評価を気にするあまり、
必要以上に罪悪感を抱いてしまうことがあります。
そして仏教には、物事にとらわれすぎないという教えがあります。
「人に迷惑をかけてはいけない」
もちろん、それは大切な考え方です。
でも、人生で一度も誰にも迷惑をかけずに生きていくなんて、
できるのでしょうか?
私たちは誰かに助けてもらうこともあれば、
反対に誰かを助けることもあります。
人間関係というのは、そうやって支え合うことで
成り立っている部分もあるんじゃないでしょうか。
ですから、もし皆さんが体調を崩してしまったら、
必要な連絡をしたうえで、無理せず休んでほしいと思います。
そして、同僚や家族が休むことになったら、
今度は自分ができる範囲で支えてあげる。
ただし、支える側まで無理をしすぎないことも大切です。
休むことが悪いのではなく、誰かが休むことを許せない人間関係や環境の方に、改善できる部分があるのかもしれません。
今回活動休止を発表した仲川瑠夏さんにも、
まずはゆっくり療養していただきたいですね。
ということで、今日のお話はここまでです。
私も今日はこのへんで休ませていただきます。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
ご覧いただきありがとうございました!
